出版社内容情報
数次にわたる滞在の経験をもとに“実事求是”の観点より中国経済を考察し，中国の企業を日本の企業と比較しつつ発展の方向を探る．激しいインフレに悩む中国経済の諸問題をいかに解決・改善すべきか，政策提案を含む熱意にみちた研究．
内容説明
中国に企業は存在するか、インフレと貿易赤字は収束するか。プライス・メカニズムはうまく機能するかなど、日本経済・企業に照らして中国経済を診断。近代経済学者がおくる〈烈烈〉の書。
目次
第１章 経済発展の戦略―戦後日本と現代中国
第２章 日本の企業と中国の企業―経済体制改革の課題
第３章 日本企業の構造的・行動的特徴
第４章 １９８４～８７年の「経済過熱」―マクロ経済管理改善の課題
第５章 中国の農村―参観の記録
第６章 中国の工場―参観の記録
第７章 中国の大学―成都紀行
