内容説明
2005年6月10‐12日に東京大学山上会館及び日仏会館で行われたトクヴィル生誕200年記念国際シンポジウム「アメリカとフランス~二つのデモクラシー?」(日仏会館主催、日仏政治学会、アメリカ学会、政治思想学会共催)において発表された報告を集めた論文集。
目次
第1篇 トクヴィルという問い(トクヴィルをどう読むか;トクヴィルはどう読まれてきたか)
第2篇 トクヴィルと三つの近代(トクヴィルとアメリカ;トクヴィルとフランス;トクヴィルと日本)
第3篇 トクヴィルと現代デモクラシー(革命と戦争;多様性と統合;自由主義と共和主義)
著者等紹介
松本礼二[マツモトレイジ]
早稲田大学教育・総合科学学術院教授
三浦信孝[ミウラノブタカ]
中央大学文学部教授
宇野重規[ウノシゲキ]
東京大学社会科学研究所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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デンプシー
2
日本社会の分析や日仏コミュニティ比較など、要素要素では面白い内容はあったが、トクヴィルについては、自分に刺さるような内容はあんまりなかった。最後の宇野先生の、日本における権威・権力の集中・分散は、政治社会の未発達ゆえに見られる矛盾ではないかという指摘は面白いと思う。ただ、政治社会が発達するというのはどういう状態で、その段階に達したら矛盾が解消してどういう状態になるのか、想像がつかない。だからこそ思考の余地が大きいとも言えるが。2025/05/24
mittsko
0
斜め読み 短いエッセイばかりで読みやすい 今後、トクヴィル論のレファレンスとして何度か手にとるだろう2010/06/08
takao
0
ふむ2025/05/14