出版社内容情報
未曾有の惨禍をもたらした二つの世界戦争の狭間で,国際法学者たちはいかに戦争の問題を捉え,戦争なき世界を模索したのか.両大戦間期におけるアメリカの国際法学の議論を辿り,当時のアメリカの世界観,ひいては戦間期国際関係史を新たな相の下に照らし出す.
目次
第1章 新しい国際法学の台頭
第2章 新しい国際法学における「法」の概念
第3章 戦争の規制
第4章 満州事変―半分だけの勝利
第5章 中立をめぐる論議
第6章 法なき世界と国際法学
著者等紹介
篠原初枝[シノハラハツエ]
1959年東京に生まれる。1981年早稲田大学法学部卒業。1993年早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程修了。1996年シカゴ大学Ph.D.(歴史学)。恵泉女学園大学人文学部、明治学院大学国際学部を経て、現在、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科助教授
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