国家・教会・自由―スピノザとホッブズの旧約テクスト解釈を巡る対抗

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  • サイズ A5判/ページ数 502p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130361378
  • NDC分類 195.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

本書は,今日改めて問い直される近代立憲主義の公理――「国家からの不干渉原則」「公-私の分離」――の歴史的射程を見定めるべく,その起源に遡る.国家と教会,個人の領域についての議論が激しく交わされた17世紀オランダ,とりわけスピノザとホッブズの正典解釈に焦点を当て,近代の始原を解明する.

目次

旧約テクスト解釈を介して国家・教会・自由の基層へ
第1部 諸前提(公法学者フベルスに見る国家・教会・自由の基本構造;オランダ17世紀における国家・教会・自由;『リヴァイアサン』第3部における神と主権者)
第2部 スピノザとホッブズ:旧約テクスト解釈を巡る対抗(序論;啓示の媒体;神の霊;聖書の権威)
総括と展望

著者等紹介

福岡安都子[フクオカアツコ]
1977年東京に生まれる。2000年東京大学法学部卒業。同~2005年東京大学大学院法学政治学研究科助手(憲法)。2002年~2004年エラスムス大学(ロッテルダム)哲学学部客員研究員。2005年~現在、マックス・プランク・ヨーロッパ法史研究所(フランクフルト)客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YY

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スピノザが哲学の自由をいうところの運びははっとさせられる。全体としても丁寧にテクストを扱っていてよい。ただ・・・2012/09/24

ochibii

0
当時のオランダの政治的、宗教的状況がよくわかる。大事なのは、啓示を媒介する預言者がキモ、ということかな。スピノザが論証した哲学の自由が興味深い。論文ゆえの読みにくさよりも興味が勝って読み通せた。2012/03/03

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