出版社内容情報
より良い都市コミュニティ形成のために不可欠な法使用のプロセスについて,具体的な法制度の運用を素材として法社会学的な分析を行う.建築協定と地区計画という視角から,国立市や横浜市の事例などを通じて法の形成・援用のダイナミクスを描き出し,市民社会における法のあり方を指し示す.
目次
第1部 建築協定(建築協定制度;協定加入区画における「法の援用」;穴抜け区画・隣接地における「規範の援用」;協定の締結・更新過程にみる「法の形成」)
第2部 地区計画(地区計画制度;地区計画にみる「法の形成」と「法の援用」)
結論
著者等紹介
長谷川貴陽史[ハセガワキヨシ]
1969年東京に生まれる。1994年東京大学法学部卒業。1999年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。2004年法学博士。北海道大学大学院法学研究科専任講師。2005年首都大学東京都市教養学部准教授
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