近代個人主義と憲法学―公私二元論の限界

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130361156
  • NDC分類 323.01
  • Cコード C3032

出版社内容情報

「個人の尊厳」「自己決定権」の基盤ともいえる近代立憲主義を,われわれは本当に理解しているのだろうか.ロックの政治理論における「公私二元論」の再検討をはじめ,近代立憲主義の淵源を辿ることを通して,個人主義の定義を試みる意欲作.

目次

序章 端緒(近代立憲主義と家長個人主義;憲法学における家族論の登場について―日本国憲法体制下 ほか)
第1章 ロックにみる「政治の領域」の観念(サー・ロバート・フィルマーの‘再発見’―ピーター・ラスレットの問題提起;‘家父長制論的’王権神授説対‘反家父長制論的’社会契約説 ほか)
第2章 新生アメリカにおける「政治の領域」(革命前夜:独立革命に向けての反家父長制的モーメント―Familial Politics,or the Killing of the King;建国体制:「共和主義的」公私二元論の確立とコモン・ロー―The Feminization/Privatization of Republican Virtue)
第3章 明治日本の近代化過程における「政治の領域」への試み(明治‘政治’思想史研究にみる家族国家観の位置づけ;明治‘憲法’思想史研究にみる家族国家観の位置づけ ほか)
終章 戦後憲法学における「憲法学の領域」について

著者等紹介

中山道子[ナカヤマミチコ]
1966年東京に生れる。1990年東京大学法学部卒業。現在お茶の水女子大学ジェンダー研究所研究協力員
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