出版社内容情報
戦後５０年の国際環境の大きな変化の中で，日本はどのような外交を展開してきたのか．また，日本外交の前提をなした冷戦の終焉を受けて，日本は何を選択しようとしているのか．本書は，戦後の足跡を明らかにし，冷戦後の日本外交の位置を捉え直す試みである．
目次
第１部 冷戦後の国際秩序と日本（日本の国連外交と日米関係；アジア太平洋協力をめぐる外交過程；東南アジア外交の展開；米国の東アジア戦略と日本；安全保障と「国際貢献」；日本の援助外交）
第２部 経済外交の展開（日本の産業・貿易政策と戦後国際貿易体制の変容；戦後日本の貿易戦略におけるオーストラリア；ブレトン・ウッズ体制の変容と日本の対応；先進国間のマクロ政策協調；日本の地方からみた日米関係；戦後の漁業外交と公海自由レジーム）
