出版社内容情報
1968―76年のペルー革命は,左翼的政策を推進する軍事政権という特殊性のゆえに世界中の注目を集めた.本書は,多数の軍部関係者とのインタビューを活用しつつ,ペルー軍における軍人の思想及び軍政の力学が,革命過程に及ぼした影響を考察する. 大平正芳記念賞受賞
目次
序章 軍と革命
第1章 軍の専門職業主義と政治行動
第2章 歴史的背景
第3章 1968年以前の軍思想の発展
第4章 「ペルー革命」の展開
第5章 「ペルー革命」と軍
結章 「ペルー革命」の遺産
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッキー提督
1
ラテンアメリカにおける政軍関係について学ぶために1読。興味深い点が多々あった。ただ興味からやや外れるため、革命の詳細な推移は流し読み。図書館にて。2013/05/15
Kenji Suzuya
0
1968年から1976年のペルー革命を題材に、その詳細な展開を追いつつ、ペルーにおける政軍関係とともに軍内での政治力学も検討する。筆者の博士論文がもととなっており、大部。また文献のみならず関係者へのインタビューが多数用いられている。途上国研究においては避けては通れない道か。2012/10/01
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