出版社内容情報
新しい国家像とそれに基づく国家法が求められている今、「国家」と「社会」の新たな関係に根差した、法の再構築を模索する。
内容説明
国家は、市場は、いかにあるべきか?法的思考力が求められる新時代に贈る、東京大学法学部5年プロジェクトの集大成。
目次
1 市場と国家(政府業務の民間開放と法制度の変革;会社支配市場に関わる法規制の再構築;税制の公平から分配の公平へ)
2 国家と社会(社会保障改革と憲法25条―社会保障制度における「国家」の役割をめぐって;国有財産・公有財産に関する規制の緩和;韓国の国家財産法の現況と立法政策的課題)
3 法形成の主体(経済団体等による法の形成・執行と利益相反問題;ドイツ医療保険における定額設定制度について;国境を超える社会―トランスナショナル社会運動)
著者等紹介
江頭憲治郎[エガシラケンジロウ]
1946年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(商法)
碓井光明[ウスイミツアキ]
1946年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(財政法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。