出版社内容情報
中国の外交戦略の歴史的系譜を辿りながら、現代中国のグローバル大国としての外交理念や国際秩序構想を解明する。
経済力や軍事力の飛躍的増大を背景に,大国として世界に積極的に打って出ていこうとする中国.中華人民共和国の建国以来,いかなる外交戦略が展開されてきたのか.中国は国際社会をどのようにイメージし,いかにして国際秩序を構想しているのか.
序 章 中国外交へのアプローチ
第1章 中国外交戦略の系譜
1 冷戦構造形成下の毛沢東の外交戦略
2 「中間地帯論」からの毛沢東の外交戦略――「三つの世界論」
3 独立自主外交の展開――毛沢東から?搶ャ平へ
4 脱?搶ャ平と大国外交への回帰
第2章 グローバル大国に向けての対外戦略
1 冷戦終結後の国際構造と中国の対外戦略
2 グローバル大国に向かう中国の関与政策
3 グローバル大国か?
第3章 グローバル大国としての外交理念の模索
1 中国のソフトパワー戦略
2 多元的な社会,多様な「中国の道」
3 揺れ動く外交理念
第4章 中国の外交行動原理と国際秩序観
1 中国の外交行動の原理――「型」と「利」の関係
2 中国が目指す21世紀の国際秩序
終 章 中国と国際社会
【著者紹介】
青山 瑠妙
青山瑠妙:早稲田大学教育・総合科学学術院教授
内容説明
経済力や軍事力の飛躍的増大を背景に、大国として世界に積極的に打って出ていこうとする中国。中華人民共和国の建国以来、いかなる外交戦略が展開されてきたのか。中国は国際社会をどのようにイメージし、いかにして国際秩序を構想しているのか。大国外交の虚と実。
目次
序章 中国外交へのアプローチ
第1章 中国外交戦略の系譜(冷戦構造形成下の毛沢東の外交戦略;「中間地帯論」からの毛沢東の外交戦略―「三つの世界論」;独立自主外交の展開―毛沢東から〓(とう)小平へ
脱〓(とう)小平と大国外交への回帰)
第2章 グローバル大国に向けての対外戦略(冷戦終結後の国際構造と中国の対外戦略;グローバル大国に向かう中国の関与政策;グローバル大国か?)
第3章 グローバル大国としての外交理念の模索(中国のソフトパワー戦略;多元的な社会、多様な「中国の道」;揺れ動く外交理念)
第4章 中国の外交行動原理と国際秩序観(中国の外交行動の原理―「型」と「利」の関係;中国が目指す二一世紀の国際秩序)
終章 中国と国際社会
著者等紹介
青山瑠妙[アオヤマルミ]
1999年慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。法学博士。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授
天児慧[アマコサトシ]
1947年岡山に生まれる。1980年一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。現在、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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