出版社内容情報
ロシアによるウクライナへの侵攻から、2023年2月24日で1年が経過した。この間、この戦争にもっとも影響を受けたヨーロッパはどのように戦争に対処してきたのか。各国・各地域の研究を牽引する気鋭の研究者が、この1年を振り返り現況を再確認するとともに今後のゆくえについても言及する。そして、日本の取るべき対応とは――。
内容説明
戦争はなにを変えたのか。2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、戦後ヨーロッパの国際秩序を根底からゆるがし、巨大な地殻変動をもたらした。本書はヨーロッパ国際関係の視座からウクライナ戦争をめぐる推移について多角的に分析する。
目次
序 ウクライナ戦争はヨーロッパをどう変えたのか
1 ウクライナ戦争が変えたヨーロッパ(ロシアによるウクライナ侵略がEU拡大に及ぼした変化;NATOはどう変わったのか―新たな対露・対中戦略;ウクライナ「難民」危機とEU―難民保護のための国際協力は変わるのか?)
2 ヨーロッパ各国にとってのウクライナ戦争(ウクライナ戦争とイギリス―「三つの衝撃」の間の相互作用と国内政治との連関;ロシア・ウクライナ戦争とフランス;ドイツにとってのロシア・ウクライナ戦争―「時代の転換(Zeitenwende)をめぐって」
ウクライナ戦争とロシア人
ロシア・ウクライナ戦争とウクライナの人々―世論調査から見る抵抗の意思
NATOの東翼の結束と分裂)
著者等紹介
細谷雄一[ホソヤユウイチ]
慶應義塾大学法学部教授。専門は国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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