出版社内容情報
2019年、香港の大規模デモと政治危機、2020年5月、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡した事件からのBlack Lives Matter(BLM運動)、2021年2月のミャンマー国軍のクーデターによる民衆への弾圧、そして、2022年2月のロシア・プーチン政権によるウクライナ侵攻……。世界は今、暴力で覆われている。これらの暴力を生み出しうる構造を解き明かす。
内容説明
2019年、香港の大規模デモと政治危機、2020年5月、アフリカ系アメリカ人のジョージフロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡した事件からのBlack Lives Matter(BLM運動)、2021年2月のミャンマー国軍のクーデターによる民衆への弾圧、そして、2022年2月のロシア・プーチン政権によるウクライナ侵攻…。世界は今、暴力で覆われている。これらの暴力を生み出しうる構造を解き明かす。
目次
1 「暴力」の再領域化(「暴力」の再領域化;テロリズム、黄色いベスト運動、聖職者の性的虐待―現代フランスの「暴力」の諸相を「権力」関係の歴史から読む;「見える」暴力と「見えない」暴力―香港の二〇一九年大規模抗議活動を題材に;暴力と非暴力のアメリカ;平和的な抗議活動をする権利の侵害としての法執行官による「暴力」;「人間の安全保障」からみた「暴力」と「難民」)
2 「暴力」の乱反射(「暴力」の乱反射;ミャンマーにおける国家的暴力/革命的暴力の可視化;冷戦後東欧地域における紛争と暴力の歴史的背景―ユーゴスラヴィアとウクライナ;中東における抵抗の暴力と宗派間の暴力―レバノン内戦下のあるマルクス主義思想家を例に;フランス語圏アフリカの女性に対する暴力―マリの女性性器切除(FGM)の実態と取り組みを中心に
社会運動と「暴力」の関係―メキシコの抗議行動分析を中心に)
著者等紹介
伊達聖伸[ダテキヨノブ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は宗教学・フランス語圏地域研究
藤岡俊博[フジオカトシヒロ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門はフランス哲学・ヨーロッパ思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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