東アジアの国家と社会<br> 北朝鮮 - 社会主義と伝統の共鳴

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東アジアの国家と社会
北朝鮮 - 社会主義と伝統の共鳴

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  • サイズ B6判/ページ数 269,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784130330633
  • NDC分類 312.21
  • Cコード C3331

出版社内容情報

金日成支配体制はいかにして形成されたのか.そして金日成・金正日指導体制への移行はいかにしてなされたのか.本書は,独自の構造と論理をもつ北朝鮮政治体制を,朝鮮の伝統と解放後の政治との共鳴の中に探る. アジア・太平洋賞特別賞受賞

内容説明

本書は、独自の構造と論理をもつ北朝鮮政治体制を、朝鮮の伝統と解放後の政治との共鳴の中に探るものである。

目次

序章 首領制の仮説
第1章 体制の起源と革命の課題
第2章 首領制の権力構造
第3章 金正日指導体制の形成
第4章 首領制の「国体論」
第5章 体制神話―星・太陽・白頭山、血脈・地脈・精気
第6章 選択的「開放」と部分的「改革」
終章 首領制の構造と論理

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けふたろ

2
まさに北朝鮮研究に於ける基本書といえる名著。入手は困難であるが、図書館などで是非呼んでほしい一冊である。2011/11/07

RYU

1
北朝鮮の体制が独自の構造と論理を有する体制になった経緯を探る。1967年5月の党中央委員会第四期第十五次全員会議にて主体思想に基づく体制・思想体系の構築を決定。これを契機に、抗日革命闘争に首領の歴史的正統性をおく革命的首領観と、首領が社会政治生命を各個人に賦与することで社会の全成員が党の指導のもとに首領の周りに結束する社会政治的生命体論からなる首領制を確立。個が血筋の中に二重(首領を中心にした社会政治的生命体と祖霊を中心にした伝統的血縁)に溶解されている。人々の欲望を解放する「開放」は首領制と相容れない。2017/10/31

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