内容説明
技法と思考を完全マスター。大審院・最高裁判決の分析を通じて法解釈の道具立てとその使用方法を分かりやすく解説。基礎から学ぶ最良の基本書。
目次
第1部 法解釈の構造と展開(法解釈の構造図;判決に見る法解釈の手法;条理―もう一つの解釈手法)
第2部 法解釈と政治社会(法をめぐる複合思考と単純思考;最高裁と政治;日本史上の法解釈)
著者等紹介
笹倉秀夫[ササクラヒデオ]
1947年兵庫県に生まれる。1970年東京大学法学部卒業。現在、早稲田大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ガラスボー
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法律を解釈して実際にどう運用するべきなのか・されているかを詳細に解説している本。法学部やロースクールの学生向けにかかれているので読み応えがある。 第一部では主に法を解釈する手法の分類とそれを実際に運用する手法の分類から入り、実際の裁判例でそれらの手法を具体的に見ていく。 第二部では実際に日本でどのように法が運用されているか、どのような歴史を辿ってきたかを分析し、政治との関わりについても切り込んでいる。近年の最高裁の判決への批判など後半はかなり筆者からのメッセージが色濃く出ているように感じた。2022/04/04