出版社内容情報
国連やEU、ASEANなどの国際機構は、国際社会の組織化を通じた秩序構築を目指し、第二次大戦後に数多く設立されてきた。いまや国家と並ぶ存在となる一方、世界の激変により存在意義が問われつつある現在の姿を根本から問い直し、歴史・思想から実態と展望まで、初歩的な用語解説と応用的な理論分析を交えて分かりやすく論じる。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行やロシアによるウクライナ侵攻、さらには「グローバル・サウス」の形成過程など、最近の国際社会の変化を踏まえ構成や記述を更新した改訂版。
内容説明
現代の国際社会の姿を正しく理解するために。国連やEUなど国際機構の歴史・思想から実態と展望まで、初歩的な用語解説と応用的な理論分析を交えて解き明かす。国際社会の変動を踏まえて構成や記述を見直し、更に明快に!!
目次
国際機構と国際機構論
第1部 国際社会はどのように組織化したか(近代国際秩序の形成と国際機構の萌芽;国際連盟と国際連合;現代国際社会における国際機構)
第2部 国際機構はどのような活動をしているか(国家間の戦争防止―「同盟」と「集団安全保障」;平和維持活動から平和活動へ;「帝国」の解体―植民地独立と開発援助 ほか)
第3部 国際機構をどのように考えるか(グローバル化する国際秩序と国際機構;国際機構論へのアプローチ;国際社会の組織化と日本)
国際機構と国際機構論の課題
著者等紹介
山田哲也[ヤマダテツヤ]
1965年東京生まれ。2010年博士(法学)(九州大学)。専攻、国際法・国際機構論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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