内容説明
精神障害「ソシオパシー」とは何か。臨床心理学博士であり、自らもソシオパスである著者が明かす。
「私には他の子供たちのように感じることができず、罪悪感や共感といった感情が決定的に欠けている」――幼少期からトラブルが絶えなかった著者が、病と向き合う中で見出した希望とは。自身の実体験をもとに、知られざるソシオパスの実像と人間の本質を描き出す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
18
七歳にして自分の異質に気付いた著者。一日の大半を何も感じずに過ごし、衝動に駆られるまま窃盗や家宅侵入を繰り返し…「ソシオパスはどこに助けを求めればいいの?」答えを求め臨床心理学博士となった著者の半生。ハラハラと一気読み。2026/06/23
くさてる
16
フィクションのように面白く読み応えがあった。ソシオパスという特性を持って生まれ、なんども道を踏み外しかけたのに、賢明に自分なりの対処方法を生み出し、まっすぐに人生を歩んだ女性のの道のりを綴った本だ。奇妙にも狂気にも見える、もしかして自分勝手にも危険にも思えるかもしれない。でも、その選択ひとつひとつ、彼女がどれだけ真摯に悩んだことかと思うと言葉が出ない。ソシオパスである彼女を利用しようとした幾人かのひとのほうがよっぽど人でなしじゃないかとすら思う。けれど彼女の特性を知り、彼女を支えた人々もいるのだ。おすすめ2025/12/19
どら猫さとっち
12
盗癖と虚言癖で周囲を困惑させ、自らも思い悩んだ幼少期。他人との健全な関係が持てず、加害を重ね成長していったひとりの女性。彼女の精神の闇との向き合いから、どのように自分を受け入れて生きていったかを綴った自伝。サイコパスが話題になったが、ソシオパスは下手すれば犯罪になりかねない。治療と家族や周囲の人たちとの壮絶な闘い。その果てに、本当の自分が待っていた。ソシオパスも、いずれ向き合わなければいけないだろう。2026/02/12
marumo
12
ソシオパスによって書かれたソシオパスの半生。共感、思いやり、後悔、罪悪感、羞恥心…など後天的に学ぶ感情をほぼ感じないそうで。無感情が増大していくストレスを過熱された圧力鍋に喩えていて、ガス抜きのために過激な行動を取るとか。彼女の場合は留守宅侵入、車泥棒、ストーキングなんかが鉄板ガス抜き。周囲の人の厨二病的「私もソシオパスなの」に怒り狂う気持ちは何となくわかるかな。悪者扱いのソシオパスだけど「じゃあ、ソシオパスはどこに助けを求めたらいいの?」は確かに。専門家となった彼女は自分自身を助けられたようです。2026/01/05
yo_c1973111
4
子供の頃から他の子とは異なる行動をとる傾向にあることを自他共に感じており、なぜそうなるのかを考え、人間関係に悩んできました。“サイコパス”と“ソシオパス”の違いも曖昧でソシオパスの治療法もないことに気づき、自分こそがその解決、あるいは理解への当事者になることを目指し大学院まで進んでゆきます。働きながらも多くの文献に当たり、自身の経験と心情を参照しながら深掘りしてゆきます。「他人からの恐怖心に対する不安」が“異常とされる行動”の源泉とも理解していきます。当該分野への社会的認知が広まることを想います。2026/06/15
-
- 電子書籍
- ギャルゲーマーに褒められたい【分冊版】…
-
- 電子書籍
- エリート弁護士に蜜月同棲で愛し尽くされ…
-
- 電子書籍
- 毒殺される悪役令嬢ですが、いつの間にか…
-
- 電子書籍
- [ハレム]この愛は、異端。 -ベリアル…
-
- 電子書籍
- 新・コドモのお医者 (1)




