社会階層と政治

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  • サイズ B6判/ページ数 265,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784130320979
  • NDC分類 311
  • Cコード C3331

出版社内容情報

社会階層は,富や威信や権力など社会的資源の不平等状態をあらわす,すぐれて政治的な現象である.効率や合理性を優先する産業社会が自壊するなかで,社会階層の変容は何を示唆するのか.本書は,日本社会の深層を析出し,脱モダンの階層状況を展望する.

目次

序章 社会階層と政治
第1章 政治的現象としての社会階層(モダン社会の階層原理;産業化と社会階層;政治的安全弁;岐路に立つ社会階層状況;歪められた平等性)
第2章 産業化と移動レジーム(隠れた秩序;社会移動の捉え方;流動性と開放性;新たな社会移動仮説;移動レジームの検証;社会的地位達成からみた移動レジーム)
第3章 高度成長と階層の非構造化(見えざる格差;高度成長の遺産;戦後日本の政治変容;中流の幻想ゲーム;社会的地位の非一貫性)
第4章 脱モダンの階層状況(多様化か階層化か―その時代背景;モダン社会の場面変容;格差の時代の道しるべ)