出版社内容情報
政府の政策決定に影響を与えるべく意図された市民の活動としての政治参加は，政治システムの存続のために，また市民教育の場として重要である．本書は，政治システム，民主主義理論，政治発展との関連で政治参加を論じ，日本人の政治参加の特質を浮彫りにする．
内容説明
本書は政治参加を民主主義と政治発展の理論の中に位置づけ、政治参加とは何か、政治参加の役割は何か、を考察している。さらに、その理論的展望をふまえて、日本人の政治参加の特徴を実証的に分析し、日本政治をより大きな枠組みの中で解明している。
目次
第１部 政治参加の理論（政治参加とは何か；民主主義理論と政治参加；政治発展と政治参加）
第２部 実証―日本人の政治参加（日本人の政治参加―概観；教育と政治参加；年齢と政治参加；都市規模と政治参加；選挙の舞台装置と投票率；アナウンスメント効果とバッファー・プレイヤー）
第３部 結論（日本人の政治参加―その理論的展望）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チバタリアニズム
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統計的分析が充実し、政治参加の説明変数がよくわかる。名著。 四時間で読んだ。2015/08/08
Toshi_S s2
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アナウンスメント効果の実際を確認するために、再読。選挙予測報道が投票者の行動（投票に行くのをやめる or 投票先を変える）に及ぼす影響は投票者の政治的関心によっても異なるなど、なかなか複雑なようだ。2012/04/05
