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杉浦日向子の江戸塾 笑いと遊びの巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569675596
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0195

内容説明

漫画家・江戸風俗研究家として活躍、江戸に関する知識を惜しみなく披露していた杉浦日向子と9人の仲間による、魅惑の都市・江戸探訪記。「句会の目的は合コンだった」「結婚相手には熟女が選ばれた」「『あぶたま』は男と女が寄り添って食べるもの」「粋は常に過去形で語られる」など意外な事実に、仲間たちとの会話もはずむ。江戸好きにはたまらない一冊。

目次

第1章 酒―軽く一杯、が粋な飲み方(奥本大三郎)
第2章 グルメ事情―どんぶり物をかき込んで(田中優子)
第3章 鰻―蒲焼きは革命的な料理法(奥田幸彦)
第4章 笑いと川柳―共感と発見の妙がある世界(田辺聖子)
第5章 遊びごころ―結果は二の次、過程を楽しむ(田中優子)
第6章 粋とオシャレ―余裕から生まれるマイナスの美学(泉麻人)
第7章 女の生活―恋に仕事に大忙し(林真理子)
第8章 農業と暮らし―無駄なく豊かで合理的(石川英輔)
第9章 浮世絵―絵師はお江戸の人気商売(高橋克彦)

著者等紹介

杉浦日向子[スギウラヒナコ]
1958年(昭和33年)、東京都生まれ。「通言室乃梅」で漫画家としてデビュー。江戸風俗研究家として活躍の後、道楽+研究・著述の日々を送っていたが、2005年7月22日、46歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

101
杉浦日向子さんと9名の作家との対談集。冒頭は昆虫学者、奥本大三郎氏。江戸の食文化について語る。当時のお酒は上方から来たお酒を水割りにして飲んでいたことを知った。だから多くの酒豪伝説も生まれたようだ。鰻について、どんぶりものについて、瓦版や川柳、ファッション他。当時を想像しながら読んでみると面白い。長屋は四畳半一間に土間、そこに家族が住んでいて大変だったみたい。でも毎月住宅ローンに追われてあくせく働く現代人とどっちが幸せだったろう・・2021/05/12

ぶんぶん

30
【図書館】「江戸塾・特別編」の文庫版。 杉浦日向子と9人の友人との対談集。 奥本大二郎、田中優子、奥田幸彦(鰻屋・阿み彦十一代目主人)、田辺聖子、泉麻人、林真理子、石川英輔、高橋克彦の錚々たるメンバーと酒や食べ物、蒲焼、川柳、お洒落、女の生活、農業、浮世絵の話で盛り上がる江戸の全てが判る対談集。 色んなアプローチがあり、そこを日向子が判りやすく解説する、江戸好きには堪らない一冊。 特に、鰻屋の十一代目の御主人との対談は関西鰻という事もあり面白かった。 「江戸塾・特別編」も借りて来てダブってしまった(笑)2022/09/06

tokkun1002

14
「2008年 杉浦日向子の江戸塾 特別編」の文庫版。2011年。江戸の対談集。奥本大三郎。小泉武夫。田中優子。奥田幸彦。田辺聖子。泉麻人。林真理子。石川英輔。高橋克彦。江戸では遊廓が男性諸君の生活に密接。結婚は中流以上で女性上位。庶民は「引っつき合い」だそう。2018/06/18

三平

12
各界の人々との対談を通して江戸文化を紹介してくれる一冊。  関西人の私としては田辺聖子さんと奥田幸彦さん(北浜の老舗鰻屋主人)との対談が特に面白かった。 江戸文化を知り、違いを知ることでより上方文化を知ることができた。どちらが優れどちらが劣っているということではない。地方の特色に合わせ知恵を絞って生まれたものなのだ。 「揃い踏みしてこそ文化」という日向子さんの言う通り。みんなそれぞれが面白い。日本文化ってホントはもっと多様性があるはず。2017/07/02

saga

2
前作に続いて読了。サブタイトル「笑いと遊びの巻」の『笑い』はどこにいってしまったの? という感じ。日向子師匠は、いろいろな人と対談をしていたんだな~水槽の熱帯魚に譬えて、自分は水槽=江戸にどっぷりつかっていると称した著者。どんだけ江戸人ってな感じです。江戸と著者が好きなら、2作読むべし!2011/09/29

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