出版社内容情報
債権の効力をどのように考えるか.履行請求権を貫くか,損害軽減義務を広く認めるか.本書は,履行請求権の効力を歴史的に分析,英米独法,国際統一売買法との比較法的考察を行なう.判例分析をふまえ,日本法への示唆を与える.改正民法の審議においても重視された基本的研究書.「2017年民法改正について」(内田貴)を増補.
目次
第1章 序論
第2章 英米法
第3章 国際統一売買法
第4章 ドイツ法
第5章 日本法への示唆
終章 本書が明らかにしえたこと
著者等紹介
吉川吉樹[ヨシカワヨシキ]
1976年に静岡県で生まれ、2000年に東京大学法学部を卒業。東京大学大学院を経て2005年に北海道大学大学院法学研究科助教授となったが、惜しくも2008年に急逝した。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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