イスラムの法―法源と理論

イスラムの法―法源と理論

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  • サイズ A5判/ページ数 325,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130311137
  • NDC分類 322.28
  • Cコード C3032

出版社内容情報

コーランの教えを第一法源とするイスラム法理論に関する最も基本的な著書と目され,研究者のみならず一般の教養人にとっても「清澄なる泉」と評価される原著のアラビア語からの翻訳.日本人にとって異質な,イスラムの社会・文化・思考法を理解するうえで最適.

内容説明

イスラムを理解するには、その基本であるイスラム法の考え方を知ることが必須である。ここに待望の本書の復刊が実現し、日本人にとってイスラム世界との距離が大きく縮められることになるであろう(訳者より)。

目次

序章 定義・主題・目的・発生と展開からみた法学と法理論の一般的比較
第1章 法源(コーラン(第一法源)
スンナ(第二法源) ほか)
第2章 法判断(判断者;法判断 ほか)
第3章 文理解釈の基本原則(明文の表意法(第一原則)
反対解釈(第二原則) ほか)
第4章 論理解釈の基本原則(立法の一般的目的(第一原則)
神の権利と人間の権利(第二原則) ほか)

著者等紹介

中村廣治郎[ナカムラコウジロウ]
1936年福岡県に生れる。1960年東京大学文学部宗教学科卒業。1970年米国ハーバード大学大学院近東言語文学科博士課程修了、哲学博士(Ph.D.)。1971年東京大学東洋文化研究所専任講師。翌年、助教授昇任。1982年同大学文学部(イスラム学科主任)助教授。1997年同学部定年退官、桜美林大学国際学部教授就任。2007年桜美林大学定年退職。現在、東京大学名誉教授、桜美林大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴィクトリー

3
アズハルで学び、カーディーになった人の著作だけあって、非常に系統立てて説明された本。とは言え、イスラム法についての知識無しに読むのは難しい。訳者後書きか、他の邦人による著作(「イスラム法通史」など)を読んでから読むとよいかと。2011/08/12

YY

1
所謂イスラム「法源論」または「法解釈方法論」。時折循環論法のようになる説明はたぶん宗教法独特のもの。とはいえ現に働いている仕組みでもあって大変興味深い。説明はかなり平易。イスラーム法の法学者がやっていることが少しはわかるようになった気がする。2012/01/20

抹茶ケーキ

0
イスラーム法学の総論。法源論から始まり解釈上の原則など根本的なところを長く論じてる。あんまり西洋の法学と変わらないなという印象。2016/04/23

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