出版社内容情報
民主主義は躓くことなくして前進しえない。民衆・暴力・国民国家がそれぞれ積極面と消極面をもつからである。古代ギリシアから「1968」まで、植民地主義から昨今の社会的保守主義までを展望しつつ、民主主義の挫折と成熟の過程を歴史的かつ思想的に捉える。
【目次】
はじめに
第1章 永続的な革命としての民主化
1.歴史になりえぬ民主主義/2.平等をめぐる闘いと民主的社会/3.戦後秩序と社会革命
第2章 民衆と民主主義
1.民衆不信と民主制/2.民主主義を掘り崩す――大衆かエリートか/3.代議制民主主義と選挙民
第3章 民主主義の暴力
1.民主制における暴力/2.都市住民の抗議と民主化/3.民主化と暴力/4.民主主義の帝国
第4章 国民国家と民主主義
1.民主主義における搾取と排除/2.独立による民主化と国民国家/3.民主主義とマジョリティー/マイノリティー/4.後発国のジレンマ
第5章 失われた確信と新たな試練
1.民主主義の危機/2.民主主義の後退とその背景
終 章 未完の民主主義
1.躓く民主主義と民主制/2.情報伝達と連帯/3.情報伝達における蛙飛びと民主主義/4.生き方としての民主主義
おわりに
目次
第1章 永続的な革命としての民主化
第2章 民衆と民主主義
第3章 民主主義の暴力
第4章 国民国家と民主主義
第5章 失われた確信と新たな試練
終章 未完の民主主義
著者等紹介
小倉充夫[オグラミツオ]
1968年東京大学文学部卒業。1973年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。1973‐90年津田塾大学学芸学部(国際関係学科)講師・助教授・教授。この間、サセックス大学開発研究所(新渡戸フェロー)(1977‐79年)、在ザンビア日本大使館専門調査員(1982‐84年)。1990‐95年上智大学外国学部(国際関係副専攻)兼国際関係研究所教授。1995‐2013年津田塾大学教授。現在、津田塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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