東アジアの王権と思想 (増補新装版)

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東アジアの王権と思想 (増補新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 286,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130301626
  • NDC分類 311.22
  • Cコード C3031

出版社内容情報

徳川期から明治へと展開する政治体制の思想を剔抉する。新たに宗教に関する論考「「宗教」とは何だったのか」を増補。儀礼という「演劇装置」が徳川支配を正統化した.儒学が体制教学であった中国・朝鮮との近似と相違を探りながら,近世から近代へと展開する政治体制の思想を剔抉する.「幕府」「天皇」など従来の日本史用語の思想性も衝き,斬新なパースぺクティブを提示.新論考「「宗教」とは何だったのか」を収録.

はしがき

序 いくつかの日本史用語について



I 政治体制の思想

1 「御威光」と象徴――徳川政治体制の一側面

2 制度・体制・政治思想

  

II 東アジア諸社会と思想

3 儒学史の異同の一解釈――「朱子学」以降の中国と日本

4 儒者・読書人・両班――儒学的「教養人」の存在形態

5 東アジアにおける儒学関連事項対照表――十九世紀前半

  

III 日本社会と国学的心性

6 「泰平」と「皇国」

7 「理」の美的嫌悪と暴力

  

IV 西洋の「近代」と東アジア

8 西洋の「近代」と儒学

9 「進歩」と「中華」――日本の場合



増補にあたって



補論 「宗教」とは何だったのか――明治前期の日本人にとって



Confucianism and After: Political Thoughts in Early Modern East Asia [Expanded Revised Edition]

WATANABE, Hiroshi

渡辺 浩[ワタナベ ヒロシ]
渡辺 浩
渡辺 浩:法政大学法学部教授/東京大学名誉教授

内容説明

擬洋風の明治天皇制国家はなぜ誕生したのか。新論考「「宗教」とは何だったのか」を収録。

目次

1 政治体制の思想(「御威光」と象徴―徳川政治体制の一側面;制度・体制・政治思想)
2 東アジアの諸社会と思想(儒学史の異同の一解釈―「朱子学」以降の中国と日本;儒者・読書人・両班―儒学的「教養人」の存在形態;東アジアにおける儒学関連事項対照表―十九世紀前半)
3 日本儒学と国学的心性(「泰平」と「皇国」;「理」の美的嫌悪と暴力)
4 西洋の「近代」と東アジア(西洋の「近代」と儒学;「進歩」と「中華」―日本の場合)

著者等紹介

渡辺浩[ワタナベヒロシ]
1946年横浜市に生れる。1969年東京大学法学部卒業。東京大学教授を経て、2010年4月より法政大学教授(法学部)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

6
同じ著者による概説『日本政治思想史[十七~十九世紀]』の基礎となった緒論考を収録。蘭学が中国を相対化させたまでは良かったが、中国を「支那」として蔑視するきっかけとなったという指摘は何度読んでも暗澹とさせられる。また、日本人が儒学的な枠組みで西洋文明を受け入れ、西洋が新たな「中華」となったということで、「西洋化」とはある意味「中国化」であったとも指摘しているが、日本がめざしているのは結局「小中華」にすぎないのかと思った。2017/02/26

石光 真

2
徳川政権は御威光(土下座)の連鎖で支えられていた。当たり前だと思ってします。背景は徳川が戦国に勝ち抜いた武力だけだから、黒船が来るとリアリズムでただちに降参して崩壊する。/荻生徂徠学派は太平で崩壊した。/上層の無神論。明治は教科のための教育国家になった。2017/09/30

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