出版社内容情報
グローバル化の下で福祉と成長を両立は可能か。世界の注目を集めてきたスウェーデン政治のダイナミズムを包括的に描き出す。
内容説明
時代が直面する難題を突破する知恵。さまざまな格差・対立を乗り越え、福祉と成長の両立、男女共同参画、移民・難民の受け入れ、ワーク・ライフ・バランスなど、現代社会に共通する課題に果敢に挑戦してきた国・スウェーデン。その政治のダイナミズムを、余すところなく描き出す。
目次
いま、なぜスウェーデンか
スウェーデン政治の構造:合意形成型政治の枠組み
第1部 福祉国家の模索:合意形成型政治の展開(創設期:農業国家からの離陸と社民政治の船出;発展期:工業国家への飛躍と危機下の選択;成熟期:花開く福祉国家;転換期(1)政権交代の常態化とグローバル化・EU加盟
転換期(2)ヨーロッパのウウェーデンへ)
第2部 実験国家の到達点:合意形成型政治の現在(男女間連帯:女性環境;国際的連帯:在住外国人環境;世代間連帯:高齢者環境;地域間連帯:政府間関係)
スウェーデン型福祉の新段階?
著者等紹介
岡沢憲芙[オカザワノリオ]
1944年上海に生まれる。1967年早稲田大学政治経済学部卒業。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。