パクス・デモクラティア―冷戦後世界への原理

パクス・デモクラティア―冷戦後世界への原理

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  • サイズ B6判/ページ数 244,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130301060
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3031

出版社内容情報

民主国家どうしは戦争を行わない--「パクス・デモクラティア」の仮説は正しいのか.冷戦の終焉を導いた民主化の波は国際システムをいかに変えようとしているのか.本書は歴史とデータによってこの仮説を検証し,冷戦後世界を捉える原理を明らかにする.

内容説明

民主制は世界に平和をもたらすか。“民主制による平和”を検証し、大規模な暴力のない世界を展望する。

目次

第1章 民主国家間の平和に関する事実
第2章 民主国家間の関係はなぜ平和なのか
第3章 古代ギリシアの民主制間の不完全な平和
第4章 第二次世界大戦後における民主国家間の平和
第5章 非産業社会における民主的平和
第6章 民主国家間の平和の将来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

3
「民主国家同士は戦争をしない」という民主的平和論について検証した論著。素人的な印象だが、「民主制」などの定義をいじって帳尻を合わしている面があるのではないかと感じた。また近現代の事例のみを扱っているのかと思いきや、古代ギリシアや文化人類学的な事例についても検証の対象としている。2017年現在の視点からは、原著が出版された1992年の時点で、「アラブ民主主義」にも民主的平和論があてはまるかと考察している点が光っている。2017/01/12

ろーじゃ

0
今ではそれなりに著名な論となった民主的平和論(Democratic Peace)に関する本です。「民主主義国家同士は滅多に戦争をせず、仮に行なってもお互いの被害は他の政治体制の時よりも少数で済む」という主張はまさに理想的ですが、これに対する確実な反例が見つかっていないところが凄い。歴史的な実証とゲーム理論・統計による分析で主張に説得力がある点も見逃せません。2013/06/18

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