出版社内容情報
55年体制の崩壊,選挙制度の改革とともに日本政治は大きく変化し始めた.変化の背景で何が起きているのか.本書は,55年体制下の投票行動の実態と,新党の出現を支えた日本人の政治意識およびその変容の状況を明らかにし,混迷する現代日本の選挙政治を探る.
内容説明
55年体制崩壊の背景は何か。日本人の投票行動と政治意識の実態を明らかにする。
目次
序章 五五年体制の投票行動と体制崩壊による混迷
第1章 地元利益志向と保守化
第2章 中選挙区制下の候補者評価と投標決定
第3章 一党優位政党制と政党イメージ
第4章 政策投票の前提
第5章 投票決定要因の相互作用モデル
第6章 「政党支持なし」の投票行動
第7章 八九年参議院選挙と「政党再編成」
第8章 新党の出現と支持者集団の編成