日本占領期上海の文学とメディア―「対日協力者」の文化活動

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日本占領期上海の文学とメディア―「対日協力者」の文化活動

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  • サイズ B5判/ページ数 258p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130261746
  • NDC分類 920.27
  • Cコード C3022

出版社内容情報

日本の占領地政権であった汪精衛政権/南京国民政府の機関紙『中華日報』に集った文化人たちは、これまで「対日協力者」として否定的な評価を受けていた。本書は、新聞文芸欄を詳細に分析し、彼らの創作活動や思想的営為、そして戦時下の社会で見出した希望とは何かを明らかにし、中国近代メディア史研究に位置づける。

目次

序章 日本占領期上海のメディアと文壇
第一章 政治宣伝と娯楽のはざまで
第二章 「中華副刊」に見る占領下の文学活動
第三章 陶亢徳と中華日報社―編集者の側面に注目して
第四章 日本占領下における楊之華の文学活動―上海文壇批判とその文学観
第五章 蕭剣青の活動と日中戦争末期の言論空間
終章 グレーゾーンにおける政治と文学

著者等紹介

山口早苗[ヤマグチサナエ]
1987年山形県生まれ。現在、日本学術振興会特別研究員PD(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

16
戦時日本の占領地であった汪精衛政権下の上海における文壇状況を描く。汪精衛政権の機関紙『中華日報』の編集を担った文化人らに焦点を当て、政権側の政治的な主張を宣伝するだけの紙面に、文化や教育といった内容を組み込む言論活動を分析し、単に「協力」や「抵抗」という二分法では表せない当時の上海社会のグレーゾーン的なメディア領域を浮かび上がらせている。文壇状況の総合的な把握に、文藝雑誌ではなく多様な文学活動が展開されていた新聞の文藝欄に着眼した点が特徴。貴重な研究成果。2025/02/13

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