出版社内容情報
19世紀中葉、プロテスタント布教を介して受容した西洋の知識や技術が中国の知識人や社会に及ぼした影響の動態を描き出す。
1840年代の中国に誕生した「開港場」を舞台に,プロテスタント布教を介して知識人たちが受容した西洋知識と技術が,中国社会に及ぼした大きな影響の動態を描く.未公刊の史料を用い,太平天国とキリスト教の関係を再考するとともに,洪仁カンや王韜をはじめとする知識人の思想と活動を追いつつ中国近代への新たな視点を提示する.
※洪仁カンのカンは[王+干]
序 章 開港場の誕生――中国の中の「洋」社会
第1章 プロテスタント布教の開始と展開
第2章 洪仁カンとキリスト教
第3章 開港場知識人の誕生
第4章 『資政新篇』とキリスト教
第5章 洪仁カンと太平天国
第6章 開港場知識人の台頭
終 章 開港場と近代――中国への入口,西洋への窓口
【著者紹介】
倉田 明子
倉田明子:立教大学兼任講師
目次
序章 開港場の誕生―中国の中の「洋」社会
第1章 プロテスタント布教の開始と展開
第2章 洪仁〓(かん)とキリスト教
第3章 開港場知識人の誕生
第4章 『資政新篇』とキリスト教
第5章 洪仁〓(かん)と太平天国
第6章 開港場知識人の台頭
終章 開港場と近代―中国への入口、西洋への窓口
著者等紹介
倉田明子[クラタアキコ]
1976年埼玉県生まれ。1999年東京大学教養学部教養学科卒業。2008年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究博士課程単位取得退学。現在、立教大学非常勤講師、千葉商科大学非常勤講師、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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