出版社内容情報
18世紀のジューンガル征服以降、ユーラシアで生じた地域秩序の変容を克明に叙述し、清の国家形成の世界史的構造を描き出す。
遊牧民が勢力をほこった中央アジアを征服した清の支配構想はいかなる変遷があったのか.18世紀のジューンガル征服以降の清の政策展開,ユーラシアで生じた地域秩序の変容を克明に叙述し,18世紀中葉から19世紀前半における清の国家形成の世界史的構造を描き出す.
序 論
第1部 清のジューンガル征服再考
第1章 遊牧国家ジューンガルの形成と支配体制
第2章 清のジューンガル征服と支配構想
第3章 オイラト支配の展開
第4章 オイラト支配の破綻
第5章 イリ軍営の形成
補論 清朝皇帝を指す満洲語
第2部 清の中央アジア政策と西北領域
第6章 清とカザフ遊牧勢力の接触
第7章 清の中央アジア政策の基層
第8章 清?カザフ関係の変容――1770年代の西北情勢
第9章 19世紀前半清の西北領域の再編
結 論
【著者紹介】
小沼 孝博
小沼孝博:東北学院大学文学部准教授
目次
第1部 清のジューンガル征服再考(遊牧国家ジューンガルの形成と支配体制;清のジューンガル征服と支配構想;オイラト支配の展開;オイラト支配の破綻;イリ運営の形成)
第2部 清の中央アジア政策と西北領域(清とカザフ遊牧勢力の接触;清の中央アジア政策の基層;清‐カザフ関係の変容―1770年代の西北情勢;19世紀前半における西北辺境の再編)
著者等紹介
小沼孝博[オヌマタカヒロ]
1977年茨城県に生まれる。2000年筑波大学第一学群人文学類卒業。2006年筑波大学一貫制博士課程人文社会研究科単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)。2008年学習院大学東洋文化研究所助教。現在、東北学院大学文学部准教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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