南北アメリカ華民と近代中国―１９世紀トランスナショナル・マイグレーション

園田 節子【著】

東京大学出版会（2009/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 350p／高さ 22cm
• 商品コード 9784130261364
• NDC分類 334.522
• Cコード C3022

出版社内容情報

中国人移民が創りだしたコミュニティと国家との関係から描く「国際」移動の近代史。

目次

中国からのひとの「国際」移動に近代をみる
第１部　華工の越境と国家（地域間移動から「国際」移動へ―中国からの移動のはじまり；本国と華民コミュニティ最初の接触；減速する中国からのひとの移動）
第２部　南北アメリカの「官」と「商」（チャイナタウンのはじまりと華商―サンフランシスコ（１）
１８７８年以後の官商関係―サンフランシスコ（２）
伝播する情報、増す近接性―カナダ太平洋岸
新華商層の築く官商関係―パナマ・エクアドル・ペルー・チリ
サンフランシスコ型華民社会と転航華商―キューバ
域外の「中国人」―南北アメリカ草創期中文教育
「はじまり」の重要性に目を向ける

著者等紹介

園田節子［ソノダセツコ］
１９９３年岡山大学文学部卒業。２００５年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究博士課程修了、早稲田大学助手、トヨタ財団オフィサーを経て、博士号取得（学術）。現在、神戸女子大学文学部准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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