出版社内容情報
日本近代化の衝撃波が社会の深部に及んだ時,底辺民衆はどのような特異な反応を示し,そしてどのような運動スタイルと民衆的課題を,新たに獲得したか.新史料と綿密な実証に支えられた本書は,日本の民衆史研究・近代史研究に新局面を切り拓く.
目次
第1部 近代成立期の民衆運動(民衆運動の社会的願望―民衆運動史試論;民衆的平等主義の思想構造―1880年代を中心に;平等主義的ラディカリズムの一典型―神代復古誓願運動;〈日本社会党の発生〉とジャーナリズム―神代復古誓願運動への反響)
第2部 伝統的民衆世界とその動揺(焼カルヽモノハ不徳ナル者―民衆的制裁としての〈放火〉;〈保護―忠誠〉関係と近世社会―土平治騒動を手がかりに;私有権の確立と増税と―地租改正の民衆史的意義;開化と蒙昧―村と民衆の文明開化;〈自由〉と〈制限〉をめぐって―利息制限法を手がかりに;民衆運動史研究の方法的視角)



