出版社内容情報
終戦から1950年代後半を対象に,戦後世界の「解放」の内実を再検討する.〈執筆〉油井大三郎・柴宜弘・長崎暢子・奈良本英佑・古矢旬・根井雅弘・西村成雄・中村平治・小田英郎・後藤政子・佐藤昌一郎・佐々木隆爾・鹿島正裕
内容説明
戦後世界の「解放」は米・ソを軸とする対立の構図を内包し世界の民主化と植民地主義の解体に矛盾と亀裂を持ち込む。民族や民衆運動を軸に国際的関連を重視しつつ「解放」の内実を再検討する。
目次
1 大戦後の国際舞台(「冷戦」における対立と妥協;東欧社会主義圏の形成と矛盾 ほか)
2 第三世界の主張(中国革命;非同盟思想とその継承 ほか)
3 民族独立と大国の利害(朝鮮戦争と対日講和・日米安保条約;スエズ危機とハンガリー動乱)
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