出版社内容情報
フランス革命は固有の構造と歴史的条件をもつ地域社会と革命との無数の出会いの総体に他ならない.一地域社会であるとともに首都であり,その民衆運動が革命全体の進行に大きな影響を及ぼしたパリの,革命初期の民衆世界の変容を,社会=政治史的に分析する.
内容説明
革命史研究を新たなステージへと導いた先駆的研究。
目次
序論 経済=政治史から社会=政治史へ(フランス革命研究の現在;「サン=キュロット」とは何か)
第1章 革命前夜のパリ(パリの形状;都市の秩序の亀裂 ほか)
第2章 一七八九年(革命の序曲;三部会の選挙方式 ほか)
第3章 九一年体制とその破綻(民衆運動の局面転換;パリ市制の秩序化 ほか)
著者等紹介
柴田三千雄[シバタミチオ]
1926年京都市に生れる。1948年東京大学文学部卒業。東京大学名誉教授。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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