UP考古学選書<br> 積石塚と渡来人

UP考古学選書
積石塚と渡来人

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784130241106
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C1321

出版社内容情報

土を盛るのではなく,石を積み上げて作った積石塚古墳は,従来から朝鮮系渡来人のもたらした墳墓様式とされている.本書は,古代信濃王権が確立した地でもある善光寺平の積石塚群集地を舞台にして,渡来人と積石塚をめぐる興味深い謎の解明に挑む.

内容説明

考古学の最前線。積石塚の正体は?被葬者は誰?環境自生説と大陸墓制説の間から、いま改めて問い直す。

目次

1 積石塚(石造遺構がもつ意義;積石塚という古墳;積石塚の起源と終末;積石塚の分布と地域差)
2 信濃の積石塚
3 積石塚と渡来人(環境自生説と大陸墓制説;積石塚と朝鮮の古墳;合掌形石室の出現;箱形石棺の存在;積石塚の被葬者;積石塚と古牧)
4 積石塚研究の課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

A.Sakurai

2
積石塚は墳丘を土砂でなく,もっぱら石で築いた古墳のこと.全国的に分布するが長野県と山梨県に極端に集中する.そのなかでも圧倒的に集中している大室古墳群をたまたま知って見学してきた.積石塚について概説はないかと探して見つけたのが本書.研究史と主な遺跡の解説,主要な論説を紹介している.1989年刊なのでちょっと古いが,大室古墳群の展示解説も内容的には変わっていないので大きな進展はないようだ.鴨緑江時代の高句麗起源,渡来人による移入,馬生産,牧への発展という流れ.2024/07/11

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