出版社内容情報
国家の自立と相互の協調が極めて困難な現在、その要因である国家の起源を探るべく中世ヨーロッパの実態を明らかにする概説書。中世を問うことによって国家概念とそれを構成する王権をはじめとした主要な諸要素が成立する背景と経緯の理解を深める。矛盾を抱える近代以降の諸問題を解明へと導く。
【目次】
序言
1 西欧中世王権とレーン制
2 皇帝権と王権
3 王の基本的諸権力
4 王宮と中央統治機構の発展
5 聖俗諸侯層と王権
6 地方統治機構の発展
7 中世国家とネイション概念
結語
主要参考文献
内容説明
中世という時代に探る近代国家の出発点。国家の概念とその構成要素はいかに成立したのか。ヨーロッパ中世の歴史的展開から読みとく―
目次
1 西欧中世王権とレーン制
2 皇帝権と王権
3 王の基本的諸権力
4 王宮と中央統治機構の発展
5 聖俗諸侯層と王権
6 地方統治機構の発展
7 中世国家とネイション概念
著者等紹介
渡辺節夫[ワタナベセツオ]
1947年 山梨県生まれ。現在 青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MUNEKAZ
16
フランス王権と言えば「絶対王政」に代表されるような近代の強力な姿が思い浮かぶが、そこ至るまでの第一歩とも言えるカペー朝の王権強化を論じた一冊。国王を頂点とする支配機構の確立という論旨は明確だが、かなり前提知識を必要とする内容で、平易な論述ではない。中世フランスのライバルと言えば、まずはイングランド王国だと思うが、本書では「普遍的」な皇帝権を標榜し、ゴリゴリ介入してくる歴代の神聖ローマ皇帝も印象に残る。またフィリップ2世、ルイ9世、フィリップ4世の3代の賢王が、王権の伸長に果たした役割の大きさも再認識した。2026/07/06




