出版社内容情報
100年前,国際社会と距離をおいていた国が,世界戦争を契機に国際秩序形成に関わり,世紀末には自らを国際社会の原理と位置づけるにいたった.外へ向かうアメリカ,それを支える内なるアメリカ.政治外交史と社会経済史の二面から20世紀のアメリカを描く.
内容説明
帝国への発進、国際秩序形成の主役、そしてヘゲモンへ外を向くアメリカを支えた、内なるアメリカとは外交政治史と社会経済史を統合した初めての20世紀アメリカ通史。
目次
第1章 革新主義と帝国主義 1898‐1920年
第2章 「国際平和」の間奏曲 1920年代
第3章 大恐慌とニューディール 1930年代
第4章 第二次世界大戦と戦後体制の構築 1941‐45年
第5章 冷戦体制と大衆社会 1945‐60年
第6章 ヴェトナム戦争と諸権利獲得のための運動 1960年代
第7章 危機の時代とレーガン革命 1970‐90年
第8章 グローバリゼーション下のアメリカ 1990年代
終章 21世紀アメリカと世界のゆくえ
著者等紹介
秋本英一[アキモトエイイチ]
千葉大学法経学部教授、経済学博士。1943年生れ。1972年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。著書に、『ニューディールとアメリカ資本主義』(東京大学出版会、1989年、日米友好基金賞受賞)など
菅英輝[カンヒデキ]
九州大学大学院比較社会文化研究院教授、博士(法学)。1942年生れ。1971年ポートランド州立大学大学院政治学研究科修士課程修了。1979年コネチカット大学大学院史学研究科博士課程単位取得退学
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