メディアワークス文庫<br> 鬼とめおとの古物商―アンティークに思い出をこめて

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メディアワークス文庫
鬼とめおとの古物商―アンティークに思い出をこめて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049124859
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

想い出の古物に秘められた絆を、鬼と人の夫婦が解き明かす――。

内容説明

絆は思い出の品でつながれる。鬼と人の夫婦が解き明かす、アンティークに秘められた物語―。

著者等紹介

藻野多摩夫[モノタマオ]
第23回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”を『オリンポスの郵便ポスト』で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

36
骨董品に目がない鬼と、一人ぼっちだった鬼と高校生の時にとある夫婦茶碗の騒動を経験した際に彼と添い遂げる決意をした女性が潮風薫る海の町で営む骨董屋のお話。月光を浴びると死んだ大好きな母の声が流れるラジオや父親だけが欠けた人形の家族等の不思議な骨董品と、それらの品を手にした家族仲に問題を抱えた少年少女達が優しい鬼とその奥さんに温かな家族愛を取り戻すきっかけを与えられるストーリーが素敵で、二人の結婚のきっかけになった夫婦茶碗が紡ぐ戦争が生んだ悲劇に胸がキュッとなりながらも二人の距離が近づいていく様子が好きでした2019/09/30

よっち

36
鑑定する店主は鬼の男・鬼蔵。彼を支えるのは人間の妻・渚。鴫沢古物店に集まるアンティークにまつわる小さな不思議を奇妙な縁で夫婦となった二人が解き明かしてゆく物語。真空管ラジオから流れるもう会えない母親の声、ドールハウスに住む小さな住人たちと家族の絆、戦地に向かった夫と妻を繋ぐめおと茶碗。昭和最後の夏を舞台になかなか素直になれない家族関係に関わって解き明かしたり、亡くなった夫婦の過去を探る中で鬼蔵と渚の出会いのエピソードも絡めてゆく展開は、時折切なさを感じさせつつも最後には良かったなと思える素敵な物語でした。2019/07/05

にゃうぴょん

12
アンティークに込められた思いになるまつわるお話です。個人的にはラジオのお話が好きです。2019/09/28

HANA

10
古物商話。と言ってもなんだか分からない商品ではなく分かりやすい商品ばかり。それぞれの商品に関わる人たちの話は色々と考えさせられてしまう。全体的に前向きに終わる話なので良かった。2019/08/05

ツバサ

9
ラジオ、ドールハウス、茶碗、それぞれの物に込められている想いが不思議な現象を起こす。物に魂は宿る。とはこのこと。1話1話の完成度が高いので、読み終わった後は満腹です。続くなら読みたいが、この一冊だけでも十分まとまっている。2019/05/29

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