内容説明
中世とはなにか―神話と歴史との関係をひもとき、歴史叙述や絵画にこめられた中世人の意識にせまる。
目次
1(神話と歴史についての問題提起;中世における漂泊と遊芸)
2(親鸞の一消息の解釈―いわゆる護国思想をめぐって;慈円と太子信仰;寺院縁起における在地神祇―『葛川縁起』を中心に;八幡縁起の展開―『八幡宇佐宮御託宣集』を読む;宇佐放生会について―『八幡宇佐宮御託宣集』再読)
3(中世国家神話の形成―『神皇正統記』の表現構造のなかで;太平記の歴史叙述―軍記の表現構造をさぐるための試み;室町軍記における歴史叙述―『応仁記』の前田家本と類従本の比較から;神仏習合の表現構造―『神道集』の八ヶ権現の説話をめぐって;しんとく丸の世界)
著者等紹介
桜井好朗[サクライヨシロウ]
1931年愛知県に生まれる。1954年名古屋大学文学部史学科卒業。椙山女学園大学短期大学部教授・佛教大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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