出版社内容情報
情報源としてのヒトの特異性(誰から),視線や言語などのコミュニカティブな手がかりが与える影響(どのように)という観点で,他者からの学習のメカニズムの発達に迫る.ロボットや方言を用いたユニークな研究で,新たな学習科学を展望する意欲作.
内容説明
学びの対象・情報源としてヒトは特別?!どうすればロボットからも学習できる?アイコンタクトや言語が学習に及ぼす影響とは?ヒューマノイドロボットや方言を用いたユニークな研究が描き出す新たな学習科学への展望。
目次
乳児期における社会的学習研究の動向
第1部 誰から学習するか―情報源としてのエージェント(ヒトからの学習は特別か(研究1)
ヒトとロボットの視線からの影響力の差異(研究2)
ロボットからの学習は可能か(研究3))
第2部 どのように学習するか―視線と言語という明示シグナル(物体学習場面でのアイコンタクトの効果(研究4)
視線追従・物体認識と語彙獲得の関連(研究5)
前言語期における方言話者への社会的選好(研究6))
乳児期における社会的学習の成立要因
著者等紹介
奥村優子[オクムラユウコ]
2008年京都大学文学部卒業。2011年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。2014年京都大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、NTTコミュニケーション科学基礎研究所研究主任。京都大学総長賞(2014年)、京都大学たちばな賞(優秀女性研究者賞)奨励賞(2014年)、日本赤ちゃん学会Young Investigator’s Award(2018年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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