出版社内容情報
描画や実験などにあらわれる子どもの空間理解の「誤り」とは,それ固有の原理を持った一つの空間認識のありかたではないか.ピアジェの定説・幼児の「自己中心性」概念を越え,子どもの「見え」とその発達を位置付けなおす.綿密な実験による意外な発見に満ちた書.
目次
序章 子どもの空間認識は自己中心的か
第1章 幼児の空間的自己中心性の捉え直し
第2章 身体反転効果と子どもの空間理解
第3章 再構成原理と子どもの絵
第4章 局所的空間の「切り取り」
終章 子どもに他視点理解がむずかしいのはなぜか