出版社内容情報
認知科学を牽引し、新たな研究プロジェクトに挑み続けた著者の研究史を、知性のメカニズムに迫るというストーリーのもとにたどることで、認知科学研究の発展に欠かせない、「なぜそうなるのか」を問う姿勢、他分野との「対話の深化と拡大」という精神を浮き彫りにする。
【目次】
シリーズ刊行にあたって
道案内(横山 拓/NTTデータユニバーシティ)
はじめに 問題指向の科学の確立へ
第Ⅰ部 教えることの難しさ
第1章 計算の認知/第2章 “発達段階に応じた教育”再考――認知科学から現代科学教育への示唆/第3章 揺らぎが生み出す理解と学習――可能態として子供を見る/第4章 教育ごっこを超える可能性はあるのか?――身体化された知の可能性を求めて
第Ⅱ部 思考のダイナミズム
第5章 人間の認知におけるカテゴリーと類似/第6章 思考のダイナミックな性質の解明へ向けて/第7章 思考研究の展開/第8章 ダイナミックな相互作用による創発としての洞察――機能レベルモデルからの示唆
第Ⅲ部 認知のゆがみ
第9章 認知バイアスとは何か/第10章 人の思考のクセを知って正しく考える方法/第11章 認知科学が教える、難しい課題に取り組むための2つのストラテジー/第12章 「原因」を求める心――仮説思考/アブダクション/因果推論に潜む認知バイアスを知る
第Ⅳ部 世界とつながる認知
第13章 認知の創発的性質――生成性、冗長性、局所相互作用、開放性/第14章 プロジェクション・サイエンスのこれまで、そしてこれから/第15章 プロジェクション科学から見る AIと人の知性
コラム――認知科学者の視点
機械と仕事する時は、機械の言うことに耳を傾けよう/3年生のゼミを院生レベルに高めたブログの「外化」効果/アレとコレは似ているという判断を人間はどうやってしているのか/すぐ思い出すことは、よく起こる?/じわじわとひらめく/自己分析の危うさ/手は口ほどにものを言う/進化が作る道徳心/収納は記憶でも大事です/コンピュータに対する礼儀正しさ/第一印象
内容説明
メカニズムへの「問い」から出発し、「対話」の拡大と深化により研究を展開する認知科学の流儀を体現した著者の歩みをたどる。
目次
第1部 教えることの難しさ(計算の認知;「発達段階に応じた教育」再考―認知科学から現代科学教育への示唆;揺らぎが生み出す理解と学習―可能態として子供を見る;教育ごっこを超える可能性はあるのか?―身体化された知の可能性を求めて)
第2部 思考のダイナミズム(人間の認知におけるカテゴリーと類似;思考のダイナミックな性質の解明へ向けて;思考研究の展開;ダイナミックな相互作用による創発としての洞察―機能レベルモデルからの示唆)
第3部 認知のゆがみ(認知バイアスとは何か;人の思考のクセを知って正しく考える方法;認知科学が教える、難しい課題に取り組むための二つのストラテジー;「原因」を求める心―仮説思考―アブダクション/因果推論に潜む認知バイアスを知る)
第4部 世界とつながる認知(認知の創発的性質―生成性、冗長性、局所相互作用、開放性;プロジェクション・サイエンスのこれまで、そしてこれから;プロジェクション科学から見るAIと人の知性―AIと心理学「研究」に欠けているもの)
著者等紹介
鈴木宏昭[スズキヒロアキ]
1958年生まれ。東京大学大学院単位取得退学。博士(教育学)。東京工業大学助手、エジンバラ大学客員研究員を経て、青山学院大学教授。認知科学が研究領域であり、特に思考、学習における創発過程の研究を行った。日本認知科学会、人工知能学会、日本心理学会、Cognitive Science Society各会員。2023年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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