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出版社内容情報
ヨーロッパの基準で日本文化を判断し、そこにいかなる「美」の存在、むしろ不在を認定するか、あるいはいかなる「藝術」の発見を認知するか、それとも否認するか、その闘争の場として「日本の近代思想」における「美/藝術」は「読みなお」しを迫られている。本書はその視角から美/藝術を活写する。
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【シリーズの特長】
●日本の近代思想を15のテーマに分け、その新たな読みなおしを提案する。
●近代を反映する重要テキストを精選・収録し、第一線の研究者が解説を付す。
●危機の時代である現代において、時勢に流されることのない基礎的かつ確実な内容を提示する。
内容説明
ヨーロッパ基準で日本文化を判断し、そこにいかなる「美」の存在、むしろ不在を認定するか、あるいはいかなる「藝術」の発現を認知するか、それとも否認するか。その闘争の場として「日本の近代思想」における「美/藝術」は「読みなお」されねばならない。美/藝術を巡る「日本の近代思想」とは何を意味するのか。
目次
総論 「近代日本」の「美」と「藝術」の「思想的」「問い直い」―本書の前提と限界
1 「藝術」の「制度」と「近代」
2 東洋美学の模索
3 外からのまなざし、外への視線―内外の交差に見る日本の「美」と「藝術」
4 「日本美」の彼方への思索―伝統と創造との綻び目
著者等紹介
稲賀繁美[イナガシゲミ]
1957年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科・比較文学比較文化専攻課程博士課程・単位取得退学(1988)。パリ第7大学(新制度)統一博士号取得(1988)。比較文学・比較文化、美術史・文化交渉史専攻。三重大学助教授(1991‐1997)を経て、国際日本文化研究センターおよび総合研究大学院大学にて助教授・教授職を務めた後・名誉教授(2020)。京都精華大学・国際文化学部学部長(2020‐21)を経て、2022年より同大学・特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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