出版社内容情報
ユニバーサルデザインの実践など、身体と環境を切り結び、改変する技術の軌跡を探求する。
環境によって作られてきた人間は,環境を改変してきた存在でもある.本巻では,この人間=「技術的環境内存在」のあり方を空間,運動,道具の使用と制作の観点から具体例に沿って明らかにする.
序章 知覚・技術・環境:技術論の生態学的転回(村田純一)
第I部 環境に住まう
第1章 現象としての光の建築(吉澤 望)
第2章 サウンドテクスチャー――日常音環境の知覚を可能にする情報単位(伊藤精英)
第3章 「つくる」と「つかう」を超えて(関 博紀)
第II部 アフォーダンスを設計する
第4章 依存先の分散としての自立(熊谷晋一郎)
第5章 動きの生まれる椅子を作る(野村寿子)
第6章 エコロジカルな看護――出産環境のアフォーダンス(谷津裕子)
第7章 追いこまれるニーズ(川内美彦)
第III部 21世紀の技術哲学
第8章 スポーツとテクノロジー(長滝祥司)
第9章 人工環境と切り結ぶ身体――メディア研究の生態学的転回(柴田 崇)
終章 技術の哲学と〈人間中心的〉デザイン(直江清隆)
用語説明
【著者紹介】
村田 純一
村田純一:立正大学文学部教授
内容説明
光と音に満ちた場や、障壁を超える環境を構築する技術の新たなパースペクティブを切り開く。アフォーダンスを発見し、作り出す技術の行方。
目次
知覚・技術・環境―技術論の生態学的転回
第1部 環境に住まう(現象としての光と建築;サウンドテクスチャー―日常音環境の知覚を可能にする情報単位;「つくる」と「つかう」を超えて)
第2部 アフォーダンスを設計する(依存先の分散としての自立;動きの生まれる椅子を作る;エコロジカルな看護―出産環境のアフォーダンス;追いこまれるニーズ)
第3部 21世紀の技術哲学(スポーツとテクノロジー;人工環境と切り結ぶ身体―メディア研究の生態学的転回)
技術の哲学と「人間中心的」デザイン
著者等紹介
村田純一[ムラタジュンイチ]
立正大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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