出版社内容情報
はかなさを分かちあい、今に生き、自然とともに死を迎え入れようとする――私たちの「生」の、この不透明な現実感は何だろう? 「生きていること」の理解を求めて、本書は、数々の古典を手がかりに、日本人の心の海を力強く描く。新たに一つの論文と解題を加える。 【解題/苅部 直】
目次
1章 交わりの心
2章 対峙する精神
3章 純粋性の追求
4章 道理の風化
5章 持続の価値
6章 あきらめと覚悟
7章 死と生
8章 おのずから
日本における道徳理論
著者等紹介
相良亨[サガラトオル]
1921年金沢市に生まれる。1944年東京大学文学部卒業。1971年東京大学文学部教授。東京大学名誉教授。2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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