出版社内容情報
占領下の独立運動から今日の民主化闘争へ,韓国の近代史をつねに先頭に立って切り拓いてきたのはキリスト教であった.福音が社会矛盾と鋭く切り結んで土着化していった様を,一つの思想史としてヴィヴィッドに描く.日本の読者に向けた書き下し.解説=武田清子
目次
序「韓」(ハン)的霊性と宗教文化
第1章 キリスト教の受容と土着化(儒教文化の解体とカトリックの受容;プロテスタントの受容と展開;韓国キリスト教の思想的類型)
第2章 民族の受難とキリスト教(独立運動とキリスト教;神社参拝問題;受難期のキリスト教思想)
第3章 解放後のキリスト教(社会変動とキリスト教;民主化闘争と民衆神学運動;韓国キリスト教の特質と課題)
韓国キリスト者との対話のために