出版社内容情報
脳波研究の魅力とその測定方法の基礎を押さえた上で、最新の脳波解析技術ではどんなことがわかるのか、フリーのソフトウェアであるEEGLAB、SPMのチュートリアルを含む、具体的な解析方法と合わせて解説する。近年の研究動向に応じて補訂。推奨環境の変更に伴い、チュートリアルをアップデート。
【目次】
Windows11対応版刊行にあたって
はじめに
刊行によせて
Ⅰ 脳波研究へようこそ
第1章 脳波研究と認知科学の未来(開 一夫)
1 今なぜ脳波なのか/2 認知科学と脳波研究――社会的認知の事例/3 本書の構成
第2章 脳波の測定・収録(金山範明)
1 脳波の測定に必要なもの/2 脳波を測定するための注意点/3 なぜその脳波実験は失敗したのか
Ⅱ 脳波解析の実際
チュートリアル遂行の際の注意事項
第3章 収録データから脳波を抽出する(宮腰誠・金山)
1 脳波データのプリプロセスのパイプライン/2 STUDYファイルを用いた集団解析/3 技術的内容についての補足と説明
第4章 認知活動との関連を探る1:事象関連電位(松本敦)
1 事象関連電位(ERP)とは何か/2 新しいERP研究/3 EEGLABによるERP解析?
第5章 認知活動との関連を探る2:時間周波数解析(宮腰・金山)
1 脳波を検討する上での周波数という概念の考え方/2 時間周波数解析を行う意義/3 EEGLABによる時間周波数解析
第6章 認知活動との関連を探る3:独立成分分析クラスタリング
1 独立成分分析(ICA)クラスタリングとは何か/2 ICAクラスタリングの有効性/3 EEGLABにおけるICAクラスタリング
第7章 認知活動との関連を探る4:SPMを用いた脳波解析(河内山隆紀)
1 SPMとは/2 SPMにおける脳波解析法の概要/3 SPMにおける脳波データ解析法の原理と実際
終 章 新しい解析をどう使うか
内容説明
適切な脳波の計測と解析がこの一冊で可能に!脳活動研究に興味のある人必携の書。EEGLAB開発者スコット・マケイグの全面協力を得てチュートリアルを作成専用ウェブサイトにて、チュートリアルデータや詳細な説明を提供。Macにも対応。
目次
1 脳波研究へようこそ(脳波研究と認知科学の未来;脳波の測定・収録)
2 脳波解析の実際(収録データから脳波を抽出する;認知活動との関連を探る1:事象関連電位;認知活動との関連を探る2:時間周波数解析;認知活動との関連を探る3:独立成分分析クラスタリング;認知活動との関連を探る4:SPMを用いた脳波解析;脳波という指標をどう使うか)
著者等紹介
開一夫[ヒラキカズオ]
東京大学大学院総合文化研究科・情報学環教授
金山範明[カナヤマノリアキ]
産業技術総合研究所ウェルビーイング実装研究センター主任研究員、広島大学大学院先進理工系科学研究科客員准教授
河内山隆紀[コウチヤマタカノリ]
株式会社国際電気通信基礎技術研究所研究員、株式会社ATR‐Promotions脳活動イメージングセンタ研究員
松本敦[マツモトアツシ]
関西福祉科学大学心理科学部講師
宮腰誠[ミヤコシマコト]
シンシナティこども病院小児青年精神科助教、シンシナティ大学医学部精神行動科学科助教、GYREE代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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