出版社内容情報
「子ども・高齢者・障害者・市民」という4つの設定から、コミュニティ心理学の主要概念から実践的展開までを解説したテキスト。
社会問題が複雑・多様化してくる中で,単一の視点や方法では解決が難しく,多面的で長期的な介入が必要とされている.本書は,「子ども」「高齢者」「障害者」「市民」の4つの対象者を設定し,コミュニティ心理学の主要コンセプトから実践的展開までを幅広く提示する.
序章 コミュニティ心理学とは何か
第I部 子どもとコミュニティ心理学
1章 子どもと生育環境:人と環境の適合
2章 地域における子育て支援:ソーシャルサポート
3章 教師との心理学の共有化:コンサルテーション
第II部 高齢者とコミュニティ心理学
4章 幸福な老い:ウェルビーイング
5章 高齢者のヘルスケア:予防
6章 高齢者神話とエイジズム:ラベリング
第III部 障害者とコミュニティ心理学
7章 障害者の自立:エンパワメント
8章 地域社会の受け入れ:コミュニティ感覚
9章 当事者・家族の会:セルフヘルプ・グループ
第?部 市民とコミュニティ心理学
10章 ストレス社会に暮らす:ストレス・コーピングとマネジメント介入
11章 多職種との連携:コラボレーション
12章 現代社会とコミュニティ:社会変革
終章 再び,コミュニティ心理学とは何か
【著者紹介】
植村勝彦:愛知淑徳大学心理学部教授
内容説明
長年の講義経験をもとに、子ども、高齢者、障害者、市民を柱に設定して、コミュニティ心理学の理念に基づく理論と実践のエッセンスを紹介。福祉、臨床、保健、教育などとのコラボレーションによって、人と環境との適合を図り、人/人々のウェルビーイングを探求するテキスト。
目次
コミュニティ心理学とは何か
第1部 子どもとコミュニティ心理学
第2部 高齢者とコミュニティ心理学
第3部 障害者とコミュニティ心理学
第4部 市民とコミュニティ心理学
再び、コミュニティ心理学とは何か
著者等紹介
植村勝彦[ウエムラカツヒコ]
1942年名古屋市生まれ。1969年大阪大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。名古屋大学教育学部助手、愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所地域福祉研究室長、愛知淑徳短期大学教授を経て現職、愛知淑徳短期大学心理学部・大学院心理学研究科教授。研究領域、コミュニティ心理学・福祉社会心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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