出版社内容情報
1歳代の子どもが,自らを語る「ことば」を獲得し,それを媒介に周辺の人々やものにかかわり始め,一個のペルソナが生まれてくるまでの過程を,日誌観察法によりつぶさに描き出す.第一分冊では「自分の名前」がいつから一人称とみなせるかをテーマに「自己」の発達を論じる.
内容説明
つぶさな観察から立ち上がる、ことばと自己の永続性の獲得の不思議―1歳代の子どもが自らを語る「ことば」を獲得し、それを媒介に周辺の人やものにかかわり始め、一個のペルソナが生まれてくるまでの過程を、日誌観察法によりつぶさに描き出す。第1分冊では、「自分の名」がいつから一人称とみなせるのかをテーマに、「自己」の発達を論じる。
目次
序章 「自分」とは何か
第1章 生後1年目、「身ぶりからことばへ」
第2章 ことばの世界へ
第3章 人称的世界へ
第4章 人称的世界の開花1:「自分の名前」と自己意識
第5章 人称的世界の開花2:広がる内界と外界
第6章 新たな「自己」の出現
著者等紹介
麻生武[アサオタケシ]
1949年生まれ。1972年京都大学理学部卒業(主として数学を修める)。1974年京都大学教育学部卒業(心理学専攻)。1982年大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。現在、奈良女子大学名誉教授。博士(文学)。その他、奈良女子大学文学部附属幼稚園園長(2000.4‐2003.3)、日本発達心理学会理事長(2003.1‐2005.3)、『質的心理学研究』編集委員長(2007.4‐2010.3)を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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