出版社内容情報
人間の心を扱うとする諸学問のなかで,“行動の科学”としての心理学にはいかなる未来がありうるか?――語りつくせない意味が埋めこまれた世界を直接知覚し生きる生命の具体性をみすえ,“アフォーダンス”のルーツともいうべき古典から,最新のアプローチまで,生態心理学の枠組みを表現する基本的かつ記念碑的リーディングス.
内容説明
私たちは世界の意味を直接知覚する―夫ジェームスが遺した“直接知覚論”の真意から、きたるべき心理学の到来を予告するエレノア・ギブソンの講演、アフォーダンス理論を導いた古典、直接知覚のモダリティ論、“物理心理学”の創出を告げる最新論文などをコレクションした、刺激的なリーディングス。
目次
0 なぜ世界を直接知覚できるのか
1 心理学に未来はあるか
2 知覚の発達のための生態心理学者のプロレゴメナ―機能的アプローチ
3 フロイト流の意図―意図の生理学、およびその統合
4 特定化と感覚―知覚を可能にしている情報の構造について
5 生態物理学と物理心理学の構築にむけて
終章 生態学的であるということ
著者等紹介
佐々木正人[ササキマサト]
東京大学大学院情報学環教授
三嶋博之[ミシマヒロユキ]
福井大学教育地域科学部助教授
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