内容説明
身体性認知、鍵となるのは4つのE。第1のE―Embodied(身体化された)。第2のE―Embedded(埋め込まれた)。第3のE―Extended(拡張された)。第4のE―Enactive(行為的志向的な)。身体性認知とは、身体的過程および身体と環境の相互作用が認知において重要な役割を果たすことを認める立場である。
目次
心を身体化する―本文への導入(田中彰吾)
第1章 イントロダクション―身体性認知とは何か?
第2章 身体性認知のフィールド
第3章 第一のE―身体性
第4章 第二のE―埋め込み認知
第5章 第三のE―拡張性認知
第6章 第四のE―エナクティブ認知
第7章 因果関係、構成、自由エネルギー
第8章 結語―いくつかの実用的な含意と応用
著者等紹介
ギャラガー,ショーン[ギャラガー,ショーン] [Gallagher,Shaun]
1948年生まれ。アメリカ合衆国の哲学者。カニジウス・カレッジ教授、セントラル・フロリダ大学教授を経て、現在、メンフィス大学リリアン&モリー・モス哲学講座教授。身体性認知とエナクティビズムを代表する哲学者として国際的な活躍を続けている
田中彰吾[タナカショウゴ]
1971年生まれ。2003年、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東海大学文化社会学部教授/文明研究所所長。2013‐14年、2016‐17年にかけてハイデルベルク大学にて客員研究員。専門は身体性哲学、および現象学的心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。